さっぽろの不動産屋さん ろんたいの備忘録

札幌で細々と不動産屋を営むおっさんの四方山話です。

MENU

物件探しと不動産屋の立ち位置・・・俯瞰する感覚

9月に入りましたが、札幌は連日30℃を超える真夏日が続いています。先週には、最高気温も14℃と暑さも峠を越えたな、流石に北海道の秋は早い、などと噂していたのに、この蒸し暑さです。観測史上でも初めての異常気象ではないでしょうか。しかも北海道仕様の自宅はエアコンなどついているわけもなく、まさに地獄の暑さとなっています。道産子100%のDNAのわたくしにはもう耐えられません。

というわけで、昨日はゴルフに逃げていました(長い言い訳だ)。

f:id:rontai87016:20200905161402j:plain

ゴルフ場に表れたキタキツネ

一緒の組の方が、同じ組の方のティーショットをそれぞれスマホの動画で撮ってくれてラインで送ってくれました。

たまたま僕の動画を撮ってくれた時に、生涯ベストショットというような本人大満足の240ヤードくらいの球が打てました。これはさぞかし、素晴らしいフォームが撮れているに違いない、インスタ映えとやら間違いなし、いよいよ俺もインスタ進出だな(←投稿歴無し)、と食事の時にワクワクしながら見てみました。

・・・なんか、おっさんがヨタヨタしながら、辛うじて空振りしていない映像が、そこにはありました。

「もっとかっこよく映っているはずだ!」

真面目にがっかりしてしまいました(笑)。

 

はてなブログでは「未対応のファイル形式です」ということで掲載できませんでしたが、Twitterでは掲載できたので、お暇な方は見てやってください。

 自分が「よっしゃー!」「これは素晴らしいはず!」と舞い上がったところで、現実を見つめてみると大したことが無い、欠点が浮き彫りになる、という事を身をもって経験させて頂きました。落ち着いて、客観的に、俯瞰的に見ることが大事だといえるでしょう。そうした目を養うためにスポーツにはコーチが必要なのかもしれませんね。

 

俯瞰するという観点は、不動産の物件を検討する際にも意識したほうが良い観点です。

住む家を買おう、投資物件を買おう、という方は、何度も検討を重ね、物件を内覧し、金融機関や不動産屋とも打合せを重ねます。熱心に検討を重ねた際に、「これだ!これこそ自分が探し求めていた物件だ!」と熱くなる機会があるかと思います。

しかし、そんな時こそ、「本当は、物件を探すのに疲れてきたのではないか?」「一所懸命探してくれる不動産屋に申し訳ない、という気持ちが勝っていないか」と一歩引いた気持ちを持つことが必要でしょう。

勢いで購入して、あとで後悔をするには余りに高額な買い物です。かといって欠点ばかりをあげつらう様な態度では、条件にぴったりの物件をみすみす失ってしまう事にもなりかねません。

そんな時に信頼できる不動産屋と一緒に物件探しができていると安心ですね。不動産屋は物件探しにおけるコーチのような存在かもしれません。

あえて冷静に、物件の長所と短所を挙げてくれる不動産屋、購入前のチェックポイントを助言してくれる不動産屋、物件を一緒に探すことを真剣に楽しんでくれるような不動産屋と行動することが、物件を客観視しながら物件探しをするコツなのかもしれません。

私自身も、あまりにお客様が「あーでもないこーでもない」と迷いに迷われたりすると「考えるな、買え!」と心の中で思ったり、逆にあまりに都合の良い解釈をして物件の欠点を冷静に評価していないお客様をみて「いや、そこまで期待しても困るぞ、あとで」と思ったりすることがあります。

そうした心の中を否定するのではなく、お客様目線を大事にしながらも、適切に助言として伝えていけるような信頼関係をまずは築いていく、そんな営業スタイルを確立したいと思います。

 

以上