さっぽろの不動産屋さん ろんたいの備忘録

札幌で細々と不動産屋を営むおっさんの四方山話です。

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【コロナ時代にがぜん人気の中古戸建て住宅。弱点を知ってメリットを最大化しよう】…REDSへの寄稿記事(10)

今回も、株式会社不動産流通システム REDSへの寄稿記事をご紹介します。前回のコラムに続いて、中古住宅がテーマの記事となっています。

 

www.reds.co.jp

なお、REDSにはリンクを貼って記事を紹介することなどについて、あらかじめ承諾を得ていることを、念のため申し添えます。

さて、不動産市場についての分析記事は、通常、現状をデータで確認・分析して、仮説を立て、検証するという作業を繰り返します。本来的には、可能な限り恣意的な要素を排除し、中立的・客観的なデータとその分析により、より現実化するであろう予測を導き出すことが求められるべきでしょう。しかしながら、多くの不動産評論家(笑)やコラムニストは、センセーショナルな語句を駆使したポジショントークに徹した記事を好むようです。もしくは「未だ持たざる民」たちのルサンチマンを満たす記事といいましょうか。

「コロナ時代は住宅市場は暴落する」

「リモート・ワークにより湾岸タワマンの価値は激減」

「都心マンションは値下がり、郊外戸建に人気集中」

こうした仮説や予測は、当然、あっても良いものですし、そうした予測に基づいて市場でのポジションを決定する方もいるでしょう。

しかし、将来はともかく2020年においては、不動産市場が暴落したとは言えない状況が継続しています。どんなに言葉を尽くそうが、理由が説明できようができまいが、それが数字に表れた現実です。そして、それを説明すべく仮説を構築するのが評論家の役目のはずです。

暴落の「予言」を外した多くの不動産評論家(笑)やコラムニストは、何事もなかったように「2021年の暴落」を予言し続けています。過去の言説に関する検証という概念は彼らにはないように見えます。なんら外した「予言」を省みず、いつかは当たるだろう、根拠はともかく暴落する、と繰り返します。そうした方たちをポピュリズム評論家と私は呼んでいます。彼らの読者にとっても事実や分析に基づく内容に価値などは求めてはおらず、「暴落」という発言そのものにだけ需要がある、という事なのでしょう。

 

今日は、12月4日 「鬼滅の刃」最終巻の発売日です。

本文に全く関係ありませんが、アイキャッチ画像としてアクセス数稼ぎたいなと。

ポピュリズムの極みやん。

(笑)

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あざといのう・・・(笑)