さっぽろの不動産屋さん ろんたいの備忘録

札幌で細々と不動産屋を営むおっさんの四方山話です。

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【コロナ時代に3階建て住宅は買い?狭小住宅を買う前に知っておきたいこと】・・・REDSへの寄稿記事(9)

札幌は、いよいよコロナ第3波と言われています。テレビや新聞に留まらず、FacebookTwitterでも、「GOTOキャンペーンのせいだ」「そもそも接待を伴う飲食店が」「いやいや冬の乾燥時期にはウイルスの飛沫が」「検査の拡大を」「それよりも収入の補填が無くては」「あべガー」などなど、「ぼくのかんがえるさいきょうのコロナ対策」で、姦しいことになっております。

感染症の知識も経済学の知見にも乏しい筆者ですので、そうしたお話しをするつもりはありません。ただただ、厳しさを増す冬の札幌で、不動産市場に起こる出来事を見つめ分析し、ささやかに生活の糧を得ていくことに必死の毎日です。

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自宅から見える風景は、すっかり冬本番

筆者は、札幌などの降雪地帯は、除雪・排雪のスペースが必要になるため、雪の降らない地域に比べて、土地の面積に多少余裕がある分譲戸建てが多いという理解をしていました。平均的な分譲地の土地面積で60~70坪くらいのイメージでしょうか?郊外だと100坪近い土地もそれほど珍しくない、という感覚でした。土地の価格そのものも、いくら高くなったとはいえ、東京や横浜ほどではないので、狭小住宅などは、そういった関東圏でしか流行らないだろうなと思っていました。

しかし、つい先日、札幌で中古戸建てを探しているという方とお話をしていて、なぜ中古なの?と聞いてみたところ、「新築も何件か内覧したところ、ほとんどが3階建ての所謂狭小住宅で庭もなく、マンションと変わらない感じなので」といわれたのです。札幌の新築でもだいぶ小さな住宅は増えているようですね。

 

住宅のポータルサイトの「SUUMO」でちょっと確認してみました。

(2020年11月26日調査)

札幌市中央区の「新築」で検索したところ41件の検索結果となりました。

その内、いわゆる狭小住宅といわれる「土地面積が15坪以下」の新築は2件のみでした。流石に札幌ではそこまで狭い家は、なかなか商品化されていないようです。

ところが土地面積が150㎡(約45坪)以下となりますと、41件中29件、70%を超えるのです。中央区の土地は価格も人気も高いので、老朽化した土地面積が80~100坪の1軒の住宅が売却されると、更地にされて2軒分の分譲宅地として販売されることが多い、ということだと思われます。

昔のお屋敷街が、いつのまにか小さなお家の集まりになってしまうのは、昔を知る者にとっては、ちょっと寂しい気もします。しかし、にぎやかな街並みに再生されるのであれば、良しとしなければいけませんね。

 

下記のリンクは、株式会社不動産流通システムREDSへの最新寄稿記事です。狭小住宅のメリットやデメリットについてまとめていますので、是非ご一読を頂き、「いいね!」なんかを押していただけると、筆者の原稿料が上がるかもしれません。コロナ時代に生き残るべくご協力をお願い申し上げます。

なお、REDSにはリンクを貼って記事を紹介することなどについて、あらかじめ承諾を得ていることを、念のため申し添えます。

www.reds.co.jp

 

以上