さっぽろの不動産屋さん ろんたいの備忘録

札幌で細々と不動産屋を営むおっさんの四方山話です。

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初節句(副題:道明寺でも長命寺でもない何か)

今日は3月3日、桃の節句です。雛祭りの日ですね。各地域では雛人形にちなんだ催しも行われているのではないでしょうか?もっとも今年の札幌は、昨日の大雪で、真冬感はありこそすれ、桃とか桜とか春の訪れはまだまだという感じです。

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自宅前の雪かき、昨日から4回目っす・・・

あれ?うちの初孫ちゃん💗 女の子だよね。初節句ってこと?

こないだ生まれたばっかりなんだけど。首も座ってないし、まだお宮参りもお食い初めもしてないけど、初節句のお祝いとかやらなきゃダメなのかしら?

ちょっと慌ててググってみました。

 

<初節句はいつ?>

節句とは、そもそも奈良時代に中国から伝わり、江戸時代には1月1日・3月3日・5月5日・7月7日・9月9日が五節句といって祝日として公式に制定されていたものです。民間の神事として、季節のお供え物を神様に捧げ、そのお供え物を一緒に食べることで参加者同士の絆を深め英気を養う、といった行事であったといわれています。

現代でも、3月3日の桃の節句と5月5日の端午の節句が子供の成長を願う季節行事として根付いており、5月5日は「こどもの日」として国民の休日となっています。

節句とは生まれて初めて迎える節句のことで、女の子は3月3日に雛人形を、男の子は5月5日に五月人形とともに家族・親族でお祝いをします。

 

え?やっぱり今日やるのかな、と思ったのですが。

赤ちゃんが小さいうちは安全を最重要視し、お母さんの体調にも負担がおおきいので、無理をしないで翌年にお祝いすることが多いようです。だいたい女の子の場合、1月~3月生まれの子は翌年に先送りすることが多いようです。

最後はお父さんお母さんのご判断でしょう。うちの長男夫婦の場合は、来年にお祝いをすることに決めたそうです。コロナの不安もあるからいいんじゃないかな。

 

<桜餅いろいろ>

そうはいっても、気持ちはもう初節句のお祝いモードです。立ち寄ったコンビニでもスィーツ・コーナーは、まさに桃の節句、お雛祭りで華やかです。桜餅もずらりと並んでいます。巷では、関西風はおはぎみたいな「道明寺」、関東風はクレープみたいな桃色の生地に包まれた「長命寺」といわれていますね。札幌は「道明寺」っぽいお菓子が主流のような気がしますが、皆様はどちらがお好みでしょうか。

ちなみに、桃の節句・ひな祭りといえば、桜餅のイメージに全く疑いが無かったのですが、今回調べてみたら、特に由来は無く、最近の風潮の様です。

本来はあられや菱餅が定番だったのですが、あまり甘くないので子供に評判がよくなかった、端午の節句の柏餅に対抗したものが欲しかった、色がピンクで季節的にもイメージがぴったりだった、などと諸説がありますが、いつのまにか全国に広がったようです。

 

さて、一個くらい買って、お祝いしましょ、ん?

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さくら餅というには、あまりに異質な。道明寺でも長命寺でもない。大体、餅というカテゴリーにさえ含まれるのか微妙ではないか。しかし和三盆には惹かれる。桜の花塩漬けも入っているようだからさくら餅と主張するのも分からんでもない。わらび餅ですら餅だというのだから、この風体でもまあ認めないでもない。札幌で販売するコンビニスイーツのくせに、わざわざ和菓子の名産地・小京都といわれる金沢製というのも、なにやら由緒を感じさせる。北陸ではこれをさくら餅というのがポピュラーなのか?なにより佇まいが可愛いらしいではないか。よし、これを以て、初孫の初節句祝いとして頂こう。(孤独のグルメのナレーション風に)

 

たびた。

うん。水ようかんみたいな感じ。うん。

以上