さっぽろの不動産屋さん ろんたいの備忘録

札幌で細々と不動産屋を営むおっさんの四方山話です。

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【特別定額給付金のご案内を家賃の請求書に同封】・・・賃貸管理

5月14日(木)、政府は、北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫の8都道府県を除き、39県の緊急事態宣言解除を諮問委員会に諮問し、承認されました。本日(5月14日)夜の対策会議で正式に解除が決定することになります。

残念ながら、札幌市を含む北海道は解除の対象とならず、5月31日までとする宣言を維持することになります。本日(5月14日)発表の札幌の新型コロナ感染者数は6人の増加となっています。その内、クラスター感染が確認されているのは4人、感染者の濃厚接触者が2人と、全員が感染経路を追える形にはなっています。殊更悲観的になることはありません。自粛や感染防止の効果は確実に表れているといえます。引き続き、ひとりひとりが感染拡大の防止に努める意識が重要だといえるでしょう。

今日は家賃の請求書を発送するために事務所に出勤しましたので、ついでといってはなんですが、事務所の近所の北海道神宮頓宮で、感染沈静化をお祈りしてきました。

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八重桜満開の北海道神宮頓宮 事務所の近所で

<賃貸管理・・・家賃の請求も業務の一環>

弊社は、不動産の売買・仲介を主要業務とした零細自営業です。それでも賃貸管理も細々とではありますが、オーナー様に任せてもらっています。契約上賃貸管理の業務は、客付け、賃貸借契約締結、賃料請求・徴収、与信管理、共用部清掃・管理、クレーム処理、退去立会、原状回復費用査定・調整、修繕手配等、多岐にわたります。業務の詳細のご説明は、次回以降に機会を改めてご説明したいと思います。

家賃については、オーナーが直接請求・徴収される契約もありますし、近年では家賃保証会社の代行徴収を利用される方も多くなりました。また、金融機関の自動引き落としやカード決済の契約先も多く、業務量はだいぶ減った形になっています。また保証会社を入れておけば、延滞に対する督促や回収業務を賃貸管理会社が責任を持つこともないので気が楽になったことも事実です。

しかし一部の管理契約先では、まだ毎月末25日~最終日に賃借人に振込をしてもらうアナログ方式が続いています。そうした契約の多くはメールもしくは郵送で毎月15日までに請求書を作成して送付する作業を続けています。

 

<コロナの影響で賃貸料の減額交渉や延滞の相談が徐々に>

3月中旬の家賃の請求時期くらいから、札幌でも特に飲食関係のお店やその従業員の方から、休業自粛による収益悪化のために、家賃の減額や延滞の相談を受けることが多くなりました。

そこで色々お話していて気づいたことは、想像以上に公的資金の融資制度や助成金について知らない方が多い、ということです。目先の困窮で精一杯なのでそうした制度を利用することにまで考えが及ばない方も多いかもしれません。また、そうした公共の制度を頼ることは恥ずかしいことだというような、昔気質の倫理観が邪魔をするのかもしれません。

幸い、弊社の管理するテナントやアパート・マンションでは減額や延滞に至った入居者はありません。賃貸管理をオーナー様から請け負った身としては喜ばしいことですが、入居者が家賃を支払ったがために困窮して人生に絶望してしまうことも避けてほしいとも正直に思います。弊社も零細ですからお金に困ったときの哀しさは身に染みてわかるのです。

 

公的支援策の案内を家賃の請求書に同封>

ZOZOTOWN社長の前澤社長はひとり親のための基金をスタートさせたようですね。零細自営業の私にはとてもそんな資金力も実行力もありません。しかし、情報提供をすることでお役に立つことができるならば、と思い、毎月の請求書を送付する際に公的支援策のご案内をメッセージを添えて同封するようにしました。3月は緊急小口資金等の特例買付制度4月は住宅確保給付金制度についてです。大きなお世話だと怒られることも覚悟していたのですが、おおむねこちらの意図を入居者の方々も理解していただけたと思っています。

そして今回は特別定額給付金の札幌市の対応をご案内しました。

札幌市の特別定額給付金対応

国民一人当たり10万円を世帯主宛てに振込する、という特別定額給付金ですが、給付は市町村別に行われるために、対応にはバラツキが生まれています。給付の申請はマイナンバーカードを利用したオンライン申請と、郵送された申請書を返送する2つの方法となっています。早い市町村では5月1日にマイナンバーカードでの受付を開始し、既に給付が実行されているところもありますが、主に人口の多い大都市で対応しきれず実施が遅れる傾向があります。さらにマイナンバーカード利用の申請の方が給付が早いという当初の見込みから、マイナンバーカードをあわてて作ろうとする人々の交付申請や、暗証番号忘れやオンライン申請の方法問い合わせ、二重登録の頻発などにより、全国的に窓口が大混乱している状況です。

www.city.sapporo.jp

そんな中、札幌市では以下の対応を5月11日に発表しています。

申請書は5月18日から順次発送、必要書類返送後1週間から10日後に振込予定

オンライン申請も同時期に受付開始

市役所・区役所での窓口受付はしない

マイナンバーカードに不備などがある場合は対応困難なので郵送申請を奨励

⑤オンライン申請にはICカード読取機を備えたパソコンか、カード読取機能を備え、アプリをインストールしたスマートフォンが必要

特にオンライン申請をやる気マンマンだった私ですが、スマホはアイフォン6Sという5年前の機種なので残念ながらアプリをインストールすることすらできないことが分かりました。ICカードリーダーも持っていないので買わなきゃいけません。アマゾンで調べたら安いのでも3000円位するんですね。

 確定申告もこれ持ってるとe-TAXで電子申告できるんだよなあ、とも思ったのでポチッとしちゃおうかとも思いましたが、なによりまだマイナンバーカードを発行していないので諦めました。今からだと2カ月くらいかかりそうだとのことです。私は申請書が郵送されるのを待つことにします。

 

入居者の皆様も無事申請が済んで今月中にはばっちり十万円が手元に届くことを祈っています。

                                 以上